手をつなごう
わたしが小学生だったころ
学校の授業参観日がとても楽しみだった
普段はお家にいるパパとママが学校にいる
なんだか不思議な感じがした
みんなはだいたいママだけなのに
うちはなぜかいつもパパとママが一緒に来てくれる
ちょっとだけ恥ずかしかったけど
すっごく嬉しかった
でも一番嬉しかったのは
学校からの帰り道
パパ わたし ママ
いつもこの並びで
3人で手をつないで帰る
この時間がわたしは大好きだった
ふたりの手から伝わってくる
温かさや優しさ
いつも歩いている帰り道が
すごく特別な場所のように感じた
なんでもない日が
なんでもない場所が
ほんの些細なことだけで
特別に変わる
しっかりと伝えよう
わたしからも