STAFF BLOG

【結婚式の物語】おじいさんの話

 

一本の電話

「 送られてきた手紙には なにやら
バスに乗ってきてくれって書いてあるんだが
どうにか ならんかね、、
実のこというと 2日前に 道で転んでしまってな・・・

こんな大切なときに 俺ってやつはな、
悪いが 検討してもらえんもんかな・・・ 」 と。

その電話の主は
新郎様のおじいさま。
その声は どこか震えた様子

なぜ そうだったのか

このあと電話を切る間際に
知ることとなった

おじいさんの話

昨日の晩にな、若い時からの付き合いの爺様たちで
集まって、風呂へ 行ったんだ
そいだら〜 つい、孫の結婚式に呼ばれた話を
してしまってな、嬉しくてな、、
「なに着ていくんだ?」 「ネクタイは白か、グレーか
おしゃれなのにしたほうが ええんでないか?」

って周りが 皆心配するんでね〜 こりゃぁ孫には
内緒で 聞いてみるのが早いと思ってだ、
それで 電話した気の早い爺さんだということだ、

ただね、ひとつ

「お前さん、その足で どうやって行くんだ?・・・」って

その時に ふと思ったんだ。。

・・・バスで行くとなると歩ける自信もないしな
足腰が弱って 移動が大変なことになってしまう
足でまといで迷惑が かかるな、これは
結婚式どころではないな、、、 と。

だから、あんたに 車で来ても良いって言ってもらえて
本当に助かった。俺な、孫の結婚式に出られるなんて
夢にも思わなかったことだから
それが 行けなくなるかと思ったら、もう…  」

おじいさんは 受話器の向こうで涙が止まらなくなっていた。
ただ 駐車場を1台確保してさしあげただけのこと。
孫の結婚式をこれほどまでに 楽しみにしている人がいた。

お祖父さんは 2ヶ月後の結婚式の日まで
笑って暮らすことだろう

そして、よくデートをしていたと教えてくれたこの場所に
今度は 奥様の運転で 昔の思い出を懐かしみながら
この坂道を進んでくるのだろう

結婚式に集うひとたち それぞれのドラマ

このおじいさんの話を 胸に
私たちは 今日も笑顔で 幸せの風を運ぼう

 

ご参列の親族様|ピエトラセレーナ

 

 

 ブライダルフェアならピエトラセレーナブライダルフェア情報|札幌の結婚式場|ピエトラセレーナ

動画|札幌の結婚式場|ピエトラセレーナ  動画ムービー|札幌の結婚式場|ピエトラセレーナ