まだまだ寒さが厳しい2月中旬の事でした。

「お父様の余命はあと半年です。」

その一言から、私達の結婚式準備が始まりました。

来てもらったゲストにはとことん楽しんでほしい。今までの感謝を伝えたい。そして父を含めて両親や親戚、みんなが楽しめる1日にしたいと、要望が多くてまとまらない私達の話を、プランナーさんは丁寧に聞いてくださいました。

式までの準備期間が2ヶ月程しかなく慌てふためく私たちを、担当のプランナーさんはしっかりサポートしてくれました。とてもユーモアがあり、様々な提案をしてくれました。

当日は5月5日子どもの日なので、子どもたちが楽しめる事をやりたいですと大雑把に伝えたら、来てくれたちびっこが当日遊べる企画を考えてくれました。内容は風船についた指令を読んで、クリアしたら景品がもらえるというものでした！当日のデザートルームで私達の横を汗だくになりながら走り回る子供たちがとても可愛かったです！

結婚式当日、ローズガーデンでの挙式は16時半からでした。さっきまで降っていた雨が止み、雲の隙間から陽が差し込んでいる札幌の街並みは本当に綺麗でした。父とのバージンロード入場曲は、彼と何度か教会に足を運び相談して決めたAve Mariaのマスカーニ。式中に牧師さんからいただいた言葉は、事前に面談した内容が盛り込まれた、私達へのオリジナルメッセージでした。一言一言に思いが込めら、とても感慨深かったです。

ピエトラセレーナでの披露宴は至れり尽くせりでした！ゲストのテーブルに必ず1名スタッフさんがついてくれるので、お酒もお食事もスムーズに運んでくれます。お肉の焼き加減など、一人一人に気を遣っていただき、私たちが目の届かないところでしっかりゲストをおもてなししてくださいました☆

そして何よりお料理が美味しいっ！食欲が落ちていた父がお料理をパクパク食べる姿は今も忘れられません。式が終わった後、東京方面から来た彼の友人に「スタッフの対応がすごくて感動した、札幌の人ってみんないい人だね。呼んでくれてありがとう！」と声を掛けられました。この瞬間、この会場にして本当によかったと実感しました。

式の間に撮られた写真はみんな笑顔でした。父も母も、私たちもずっと笑っていました。父と無事にバージンロードを歩けたこと、お越しいただいたゲストがみんな笑顔で帰って行ったこと、新郎新婦が何の不安もなく幸せな時間を過ごせたこと。ピエトラセレーナだからこそ、できたと思っています。

父との思い出を素晴らしい形で作ってくださり、私たち夫婦にとって最高のスタートを演出してくださったスタッフの皆様に、心から感謝を申し上げます。

そして、私のことをずっと横で支えてくれた夫に感謝しています。本当にありがとう。

今後ピエトラセレーナで結婚式を予定されている皆様が、より素敵な結婚式を送られますようお祈りしています。

 

 

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