Photo is life.
あなたの21回目の誕生日に カメラをプレゼントしました。
プレゼント、といっても
撮るのはほとんどが私なのだけれど。
長い付き合いの中で 一緒に撮った写真はあまりにも少なくって。
思い出は記憶していても 少しずつぼやけていくもの…
「これからはちょっとでも 二人の思い出を写真で残そう」
そんな思いもあっての プレゼント。
まだ若かったし、そんなに良いカメラを買えた訳ではなかったけれど
二人で出かけた時にはもちろん
近くのコンビニに行ったときにも、小さな発見があれば写真を撮って。
（やっぱり撮影係は私だったんだけれど）
大人になってからは撮ったことのなかった家族の写真を撮ったり・・・
写真を撮ることも、見返すことも大好きになって
最初に買った16GBのメモリーカードはすぐにいっぱいになった。
月日も経ち・・・籍を入れ 結婚式をすることになって
写真はしっかりプロにお願いしよう！って二人で決めて
迎えた当日。
支度を終える頃 彼が鞄からおもむろに取り出したのは
いつの日か私がプレゼントした あのカメラ。
「いつも君が写真を撮っていてくれたから、このカメラで撮った写真には
ほとんど君がいないんだよね。
このカメラをプレゼントしてくれてから
君が撮った写真を見るのがすごく楽しみで
僕も写真が好きになったんだ。
好きなものを増やしてくれてありがとう！
今日は僕もカメラマンになって
いつも以上に素敵な君をたくさん撮ってあげるね！」
ぱしゃり。
私が写真を好きになった理由。
ファインダー越しに見える君はいつもよりちょっとだけ素敵に見えて
君を被写体にするのが好きになったから。
何気なく買ったカメラだったけれど
貴重な二人の共通の趣味を作ってくれたみたい。
では 今日は彼のお言葉に甘えて
素敵なカメラマンさん2人に 素敵に撮ってもらいましょう。
Photo is life.
Photo is love.
